ポロの葛藤 50代旦那がVWの秘密に迫る


俺こと、”たびじ” が綴る車のブログ。

フォルクスワーゲンの屋台骨はゴルフだ。

だが今回は、ポロの続きだ。

さあ、今日も始めよう。



ポロに2日間に渡って乗ってみた。

メリットを中心にお伝えしよう。
以下のような項目だ。

・1リッターエンジンとは思えない走り
・室内は余裕たっぷり
・高級感を身につけた
・取り回しは楽
・剛性の高いボディー



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・1リッターエンジンとは思えない走り

俺が1番注目するのは、やはり走りだ。
ああ、もちろんポロが、
実用車であることは分かっている。

でも、走行性能だって大切だ。
それは十分に日常的だし、
普段でもその恩恵を感じる場面は多い。


わかりやすい例だと、
ちょっと大きな軽自動車、
タントやN-ボックスあたりを考えてみて欲しい。

この手の車が流行っているが、
広い室内空間は、
走行性能を大きく犠牲にしている。

足回りを上手に設計し、
重量配分を工夫して、
ネガティブ要素をうまく隠している。

だが、そんな無理な設計では、
簡単に弱点を晒してしまう。

第一に見た目のバランスが悪い。
ちょっと押したら、
コロンと横倒しになりそうだ。

そんな車たちは、日常使いで不満があるはずた。


・室内は余裕たっぷり

話をポロに戻そう。
先代に比べて、室内はかなり広くなった。
特に後席だ。

それで、ちょっと困った事もある。

後席に荷物を置いてしまうと、
運転席から手を伸ばして
届かない位置に収まってしまう事だ。

おお、しかし足元の余裕もバッチリだ。



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・高級感を身につけた

そして、フォルクスワーゲンらしい
高級感の演出が効いている。

それはとても自然で、
わざとらしさがない。

とても、さりげない。

パッと見よりも、長く愛用してこそ
分かる種類の高級感なのだ。


ただこれには、
フォルクスワーゲンの
社内事情も絡んでいる。

ヒエラルキーというやつだ。

ゴルフという稼ぎ頭が、ポロの
すぐ上にラインアップされている。

超えるに超えれない線が、
明確に引かれている。

一方で、
なみいる世界のライバル達と
しのぎを削り、
勝利しなければならない。

厳しい課題を与えられている。

ゴルフとの関係性は近くなりすぎて、
難しいものかあるのだなと、
容易に想像できる。

VW、この辺りのバランス感覚は絶妙だ。


・取り回しは楽

今回。確かに車は大きくなっている。

それでも取り回しは楽だ。
車幅感覚は掴みやすい。

やや値は張るが、
バックモニターのオプションを選べば、
より一層楽に取り回せる。

奥さんに言わせれば、
「ギリギリの大きさね。」
という事らしい。



・剛性の高いボディー

そしてこの、大きなボディーが、
にも関わらずしっかりしている。

だから乗り味はシットリしている。

ゴルフと比べてみたい。

先代のポロならば、
それはある意味タブーだった。

明らかに落ちるからだ。

ポロ単体では気付かないが、
連続して試乗すると、
大きな差があることが分かるのだ。

現行型になって、その差は縮まった。

その意味を考えてみる。

つまりゴルフは次のモデルチェンジで、
さらなる高みへと跳躍するのだろう。

ゴルフとポロは、追いかけっこを続ける。

だが勝つのはゴルフだ。
常に半歩も一歩も先を行く。


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この二台はそうやって
ハッチバック市場を引っ張って行くのだ。


次回はネガな部分というか、
改善してほしい点を上げていこう。

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