50代半ば わがまま親父のオーディオリベンジはなるか


俺こと、”たびじ” が綴る車のブログ。

五十代半ば過ぎのわがまま親父が、
久しぶりに少年のような感情を
燃え立たせている。

さあ、今日も始めよう。



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そんな出来事があったのだ。

そう、久しぶりにアンプなる物を、
注文してしまったのだ。


俺がオーディオと真剣に向き合ったのは、
車で言えばスイフトの時だ。

そう、正確にはカーオーディオだ。

例の社長の下、少しずつ機器を揃え、
次第にアップグレードしていった。

その過程が楽しかった。

手を入れるほどに、音が変わり、
成長を実感できた。

音が変わり、何かしら結果が得られれば、
次へと進む勇気が湧いてくる。

車と共に、カーオディオとともに、
俺自身の成長を実感できた。



この時の経験が、今は原点と言える。

ああ、それ以前にも経験はあった。

だが、中坊だった頃の経験など、
単なる頭デッカチの、はなたれ小僧の
世迷いごとだ。

俺のベースを作ったかも知れないが、
いかんせん知識も経験も、全く足りない。

未知の世界への、未体験ゾーンへの憧れと、
無知ゆえの勇猛果敢な行動力。

そして渇望。飢えて満たされない心。
それはあったかも知れない。

それらは原動力だ。



そういえばその頃は、ハードばかりに
目を向けていた。


まるで心を奪われていた。

俺はこう考えていたのだ。

機械は人と違って裏切らないから、
何よりも信用できると。

事実は違った。

ハードの裏側には、
常に誰かの思惑が隠れている。

いや、その思惑が形を成した物、
それこそがハードだ。

そう思えばシックリくる。

よき志も、邪な心も、全ては
そのまま製品の良し悪しに反映される。



さてさて、話を戻そう。

今回注文してしまったのは、
製造は中華だが、企画設計は
ドイツ製なるトーマンのパワーアンプだ。


あのクラウンを超えたらしい。
そういう触れ込みだ。

もっとも、そのクラウンのパワーアンプを
俺は聞いたことがないのだが。

トーマンの紹介記事を目にしてから、
ずっと気になっていた。

販売価格はそんなに高くない、
という所がミソだ。

それでも、俺の毎月の可処分所得を
軽くこえている。

だが、その誘惑に俺は勝てない。

なぜなら、プロケーブルが紹介してくる
製品を、信用しつつあるからだ。


これは経験に基づいたもの。

ベルデンのスピーカーケーブルが
良かったのだ。

アナログピンケーブルも、
ユニブレインのUSBケーブルも。

俺は気付きつつある。

本当に聞きたいのは、
スピーカーがひねくり出す音ではない。

もっと言えば、本当に欲しいのは、
オーディオシステムでさえない。

欲しいのは、音楽なのだ。

音楽の裏側に隠れた、作曲者の作詞家の、
歌い手の演奏者の、志、気概、感情。

そういった心の琴線に触れるものを、
探し求め、出会うことを期待しているのだ。


喜怒哀楽の感情を揺さぶるような音楽。

時に静かに、時に激しく燃え上がるように、
原初の感覚を掻き立てるような音楽だ。

演奏者が歌い手が、ミキサーがプロデューサーが、
製作の現場で、情熱を傾け、
心血を注ぎ、実際に耳にしている音楽だ。



トーマンのパワーアンプ。

プロケーブルの店主が、
最終回答だと言いきって、はばからない逸品だ。


ベルデンのスピーカーケーブルや、
ユニブレインのUSBケーブルを手にする前なら、
一笑に付していただろう。

だが今は違う。

わずか数千円の出費で、
俺のシステムは激変した。

一言でいうなら、
音楽を奏でるようになった。

感情を揺さぶるようになった。

不覚にも、涙する時さえあるようになった。


このパワーアンプ。
それまで大推薦していたクラウンの
D45をツーランクもスリーランクも超える
凄まじいものらしい。

そのクラウンのパワーアンプを
俺はまだ知らないが。

YouTubeの動画越しに耳にしている程度で、
もちろんそんなものは参考にもならない。

この耳で確かめるしかない。

リスクは最小限だ。

今回の投資額は4万円と少し。

本体は3万円弱だが、
オプションの電源ケーブルなどを
フルに付けた。

それでも総額は4万円前後だ。




ピュアオーディオなどと
うそぶく世界では、
入門機にも満たない値段だ。


そんな製品をもって、
プロケーブルの店主は豪語する。

一桁どころか、
二桁も違う製品に、勝てると言うのだ。

・・・。

いやいや、爽快爽快。

これだけの大言壮語を、
なんのためらいもなく書き切ってしまう。

それだけで、十分敬意を払うに値する。


俺にとっての最大のメリットは、
リスクの少なさだ。

毎月の可処分所得を大きく超えるとはいえ、
失敗しても大丈夫だ。
なんとか、笑って済ますことのできる金額だ。

痛いけど、
授業料としてはさほどではない。



さあ、後は製品の到着を待つばかり。
否が応でも期待は高まる。


宣伝文句の真偽のほどは如何なるものか。
二桁の価格差を覆す、盤石のアンプとは。


胸の高鳴りは、
留まるところを知らない。




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