プロケーブルの評判 アイソレーショントランスの実力は如何に


俺こと、”たびじ” が綴る車のブログ。
思い切って購入。
すると後悔どころではなく、
想像以上の結果を手にした。
さあ、今日も始めよう。



・アイソレーショントランスって何



アイソレーショントランス、
というお名前のオーディオ製品。


聞いたことがあるだろうか。


35rk11.jpg
(プロケーブルのサイトから)


この分野に興味があれば、
家庭用のコンセントが
ノイズにまみれていることを、
知っているかも知れない。

実は、ありとあらゆる家電品から
ノイズが出ている。


ACアダプターなどが典型だ。

交流から直流を取り出すために、
正弦波を切り刻んでいる。

そして都合の良いところだけを
つまみ食いして、
後は電源に返してしまう。

すると、これがノイズとなる。

食べ残しの残飯電気だから、
とても汚いのは当たり前か。

アイソレーショントランスを使うと、
このノイズをカットした
綺麗な電気を得る事ができる。


isolation_kouzou11.jpg
(プロケーブルのサイトから)


それでどうなったかと言うと・・・。


・それは劇的な変化



一言でいうなら、
とても濃密な音。

時間の経過が
遅くなる感覚。

音の芯がしっかりと
太くなる感覚。

それでいて繊細。

細部までくっきりと
力強く描写される。

その音は、感情に直接
訴えかけてくるようだ。



・・このジャンルは初体験


電源トランスというものに、
自腹を切ったのは初めてだ。

以前から知っていたけど、
怪しすぎて手が出せない。

この感覚は正しいと思う。

決して安いものではないし、
効果のある無しも不明だから。

今回、購入した店は「プロケーブル」。

この店、ネットでは賛否両論で、
そこがまた面白い。

過去にいくつか製品を購入している。

それらが良かったからこそ、
今回の購入に至った。



・・形容し難い不思議感覚


ワクワクしながら
箱を開封。

セッティングは簡単。

壁のコンセントと
システムの間に挟み込むだけ。

さてさて、早速
聴いてみよう。


ヴォーカルは、
別人かと疑うほど変化する。


いや別人ではないのだが、
やはり違う。

例えば、息遣いが
伝わってくるようだ。

歌う姿が、実態を持って
生々しく浮き上がる。

さらに、メインボーカルの
影に埋もれていた
バックコーラス。

ちゃんと聞こえる。

後ろに何人も
しっかりと歌っている。

そこに人が居て、
その体温を感じる。


その体を一杯に使って、
一人ひとりが熱唱している。

その感覚が波動となって、
ヒシヒシと伝わってくる。

肺が、気道が、
吸う息と吐く息に合わせ、
震えてはこだまする。




・お気に入りを聴きまくった



大好きな
鈴木このみを聴く。

これまでに聴いたことの
ないような、情熱的な
疾走感が凄まじい。

透明なヴォーカルが
際立つ。


ドラムがスネアがバスが、
タンタンタンと、
リズムを刻む。

それはそれは、
濃密なビート。

音の立ち上がりが
まるで違う。

とても素早い。

そして立ち下がり。

収まり方が違う、
素早くスッと消える。

ステージに立つ彼女が、
目の前に迫り来る。


音に奥行きが出るとは、
このことなのだ。

それは反響音や環境音。

まっすぐマイクに入った
音たち以外の様々な音。

スタジオなら天井や
壁や床からの微かな反響音。

それらが立体感を作る。

音の引き際にスッと紛れ込む
空気感とでも言いたくなる。


音たちが立体的な空間の中に
散らばっていく。

スピーカーの存在が
消えていきそうだ。

電源から送り出される
正確無比な正弦波。
 
全てはこれだったのか。


Re:ゼロの主題歌を聴けば、
鈴木このみの置かれた
その心境が胸に迫る。


かなり以前の曲、
オラシオンを聴く。

まるでミュージカル。

舞台で歌っている様が
目に浮かぶ。

映像など要らない。

空間に奥行きと
広がりが感じられる。

音だけで充分だ。



音楽の中に熱く
込められたメッセージ。

このトランスは、
その全て引き出す。

それだけの
ポテンシャルを持っている。

アイソレーショントランスが
描き出す音像世界。


それは凄まじい勢いで、
俺の感情を揺さぶりまくる。




・・今まで聴こえなかった音たち


この電源からは、
2種類の電圧を供給される。

100Vと115Vだ。


plug-up160319.jpg
(プロケーブルのサイトから)


115Vは海外製品に使う。

なので、トマンのアンプは
115Vで駆動する。

ちょっとの電圧差、
この違いが大きい。

本来の力を得た
トマンのアンプは、
濃密な空間を写し出す。


ピアノを聴いてみる。

[ピアノ連弾]ザナルカンドにて。
YouTube動画の中でも、
お気に入りだ。

気になる方はこちらから。



一音一音が、
はっきりと見えてくる。

鍵盤を叩く指の音まで
聞こえてきそうだ。


ピアノ内部の
透視図が頭に浮かぶ。

何本もの弦が震えている。

複雑にカーブを描いた筐体が、
弦の震えに合わせて共鳴する。

波がピアノの中を駆けめぐる。

すると、我慢しきれず、
外へ外へと溢れ出す。

なんという描写力。

改めて感じる、
ピアノは弦とハンマーで
できているのか。



LISAの炎を聞く。

マイクの前で、
歌う姿が脳裏に浮かぶ。

映画のシーンが蘇る。

映画館で聴く音だ 

プロがセッティングした
音に近づいたのだ。

この音を体験して欲しい。
理屈では伝えられないから。

感情が揺さぶられる、
力強い音たちを。


35rk133.jpg
(プロケーブルのサイトから)


・今日のまとめ



少し長くなった。

とても満足度の高い
プロケーブルの
アイソレーショントランス。

だが、どんな製品でも、
良いことばかりのハズは無い。


次回は、ちょっとした事だけど、
気になる人にはとても気になる、
ある弱点を紹介していこう。



この記事へのコメント

  •  文面最後の「ある弱点」が気になり、プロケーブルが扱うアイソレーショントランスのある弱点に関する記事を探しましたが、2023年10月の時点でありませんでした。
     「ある弱点」とは何なのでしょうか。
    2023年10月04日 17:48