俺こと、”たびじ” が綴る車のブログ。
ライトウェイトに振り切った
ロータスエリーゼの後釜は、
果たしてエミーラなのか。
さあ、今日も始めよう。

(メーカー公式サイトから)
・エミーラが見えてきた
E-CarLife の五味さん、
LOVECARS!TV!のまなぶさん、
などなど。
自動車ジャーナリスト系
YouTuberの皆さんから、
ロータスエミーラの動画が上がっている。
次第に明らかになる
ロータスエミーラの全貌と詳細。
エミーラはエリーゼの後継と
騒がれていた。
本当にそうなのか。
ならば、スリーサイズや
ホイールベースを比べてみよう。
エミーラ
4412×1895×1225mm(全長×全幅×全高)
2575mm(ホイールベース)
エリーゼ
3800×1720×1130mm(全長×全幅×全高)
2300mm(ホイールベース)
これはもう、
明らかにエリーゼが小さい。
さすが、振り切った
ライトウェイトスポーツカーだ。
エミーラのサイズはといえば、
むしろエヴォーラに近いと言える。
エヴォーラ
4390×1850×1240mm(全長×全幅×全高)
2575mm(ホイールベース)
細かな数字はともかく、
動画を見てもエミーラは
とても大きく見える。
エリーゼや、エキシージからは
一回り以上も大きく見える。
そして、
何より重要な要素。
それが車重だ。
これこそが車の性格を
大きく左右する。
基本的なパラメータ。
特にスポーツカーの場合、
カタログから読み取れる数字の
中では最重要項目の一つだ。
エミーラは重い。
これが全てを物語る。
エリーゼの後継機種ではないのだ。
そういう事だ。
豪華な内装もまたそうだ。
エリーゼのアルミ剥き出しで、
安っぽいプラスチックな内装とは
明らかに一線を画す。
スポーツカー好きにも
豪華な内装を好む人は多い。
そもそも非日常を楽しむ車なのだ。
レーシングマシンのような
本物のスパルタンは要らない。
そう思う人が大半だろう。
マーケット的にはエミーラの方向で
正解なのだろう。
とても残念だが、俺は好きではない。
・エリーゼを思い返す
世界は車好きにとって
好転しているのか。
様々な考え方があるだろうが、
俺は懐疑的だ。
車は多様な側面を持つ。
それは様々な人間の欲望を、
具現化してきたからだ。
10人いれば10人の
欲望の形がある。
エリーゼは軽くて楽しく、
それでいてリーズナブルな価格を
満たしていた。
この価値観に共鳴できる人間には、
唯一無二の存在だった。
・エミーラはエリーゼを継ぐのか
答えは否だ。
エミーラはエヴォーラの
後継機種と考えた方が妥当だ。
そしてロータスは、
いまいちパッとしなかったエヴォーラを
今後の本命路線と捉えた。
というか、その後継たる
エミーラに全力を注いで
テコ入れを行った。
できた車は、
フェラーリか
ランボルギーニかと見紛うもの。
重厚長大路線だ。
了解だ。
エリーゼは生産中止で
後継機種は無しなのだ。
軽量でコンパクトな
スポーツカーの灯火が、
また一つ消えてしまった。
還暦近い親父の密かな楽しみは、
もう残り僅かなようだ。
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言霊